弥次喜多 海外旅行 With SAORI

 

今年は私の干支!何か好い事あるかな?と思って応募した2000年ねんりんピック、シルバーファッションショーに、優秀賞を戴いてしまった。

 私と同様大病を克服し、姑の世話で体調を崩した後、入退院の連続、長い間飛行機に乗る事が出来なかった妹が7年前にやっと医者から許可が出てスタートした二人だけの海外旅行!一回目の珍道中は今思い出しても涙が出る。エアポートへ着いたら一体どうしょう? 電車の時刻表を見てもさっぱり・・往復なのか?片道なのか?何処で乗り換えるのか?何を言っているのか全く解らなかった。

それならヤルゾ〜!と64歳から始めた英会話。今では何とか年2,32人でタイムテーブルを片手に呑気な旅が出来るようになった。何時でも必ず旅行にはさをりが付いて来る。SAORI無くして私達の海外旅行は成り立たない。

奇妙な帽子を被り、ハデジミマフラーを首に巻き、さをりの布のバッグを持ち、可笑しなベストを着て、『Where are you from?』と聞かれた事も何度!ホテルの食堂で朝食をとっていた時、『What language are you talking?』と聞かれ驚いたこともあった。一体何処の国の人に見えたのか?  先月、ブタベストのコーヒーショップで何となく変な視線? グループの一人の婦人が、片言の英語で『貴女の帽子、何処で買ったの? いくら?』『いいえ、自分で作ったの』何とか通じた英語ですっかり盛り上がってしまった。日本女性の点数がアップした事はいうまでもない??

Viennaの最も賑やかなケルントナー道りのベンチで休んでいた時、5,6人の老婦人に囲まれ、とうとう帽子の作り方講習会にまでなってしまった。ハンカチをたたんだり、ティッシュを千切ったり、挙句の果て、mailアドレスの交換。ホテルのエレベーターに乗り込んでも、必ず私と妹の帽子を見てから、マフラーを伝って視線を下げて行き、バッグを見てニヤっと笑う。それからコミュニケーションが始まる。『私の先生は87歳よ。凄く元気なの』『貴女幾つ?』『私?72歳』『ウソ〜私のおばあちゃんと同じ』 エレベーターの中は大笑い・・夜レストランで又顔を合わす。お互い観光客、誰かとお喋りしたいのだ。そんな時に役にたつのが『SAORI』。言葉は通じ無くても、さをりには、人を引き寄せる魅力がある。帽子を被ってみたり、マフラーをしたり5つ6つ持って行く帽子も帰る時には殆ど手元には無い。さをりの魅力って一体何なのだろう?私は”SAORI”に出会ったことに感謝している。(片桐 洋子)

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